2013年02月25日

子どもに自信をつける言葉 傷つける言葉 という本を読んで4/4

・・・続き・・・
子どもに自信をつける言葉 傷つける言葉 (著)加藤諦三 という本を読んで目
私が心に残った内容をブログに残しておきます。


第二部 心の強い子が育つ言葉がけのルール
H子どもの本音をくみとること

●心地よい言葉の繰り返し”で心のエネルギーは生まれる
子どもをうまくほめる秘訣は、「真剣さ」と「繰り返し」。子どもはエネルギーが湧き、志のある子に成長していく。
大切なのは、心地よい言葉の繰り返し。ほめることも、同じことを何度も繰り返す。
同じこと繰り返し、繰り返し、何度でも繰り返しほめてあげること。

●その子の言葉に真剣にこたえる
子どもに対する最大のほうびは子どもを信じて真剣になってあげること。

●「うちの子に限って」の誤解
「どうか信頼して尊敬してください、私があなたより小さくても。私にもあなたと同じ感情があり、要求があります」

●その子の”今日の変化”に気づく
「どうか、わかって下さい、私がどんどん大きくなって、かわっていることを。私についていくことは大変だと思いますが、努力してみて下さい。」
子どもが小さい頃は母親と一緒にいることが楽しい。しかしいつか子どもは自立のときがくる。親と一緒にいる時よりも、友達と一緒にいることが楽しい時期が来る。
それは子どもの変化、子どもの心理的成長でもある。小さい頃は「飲む?」「食べる?」と聞けば喜んだ。しかし反抗期には返事もしない。
心に不満のある親は、ふてくされている子どもの態度に不満になる。子どもの内面の変化に気づかない。昔のように子どもが自分の言うことを聞かなくなった。
昔のように子どもが自分と一緒にいるときにうれしがらなくなった。昔と違ってブスッとしている。それらすべてを含めて子どもの態度に不満になる。
そうなると、親は不満に心を囚われて、子どもが言わんとしていることは何かということに気がつかなくなる。それは子どもが成長して自我が目覚めてきたということでもあり、
ある意味では喜ばしいこと。

●子どもの視点に立って話す
ではどうすれば子どもへの不満は解消するか?簡単な方法などはないが、自分と相手という二つの視点から物事を見ることで不満が小さくなることもある。
例えば、子どもの言動が面白くないときは、子どもに言おうとしていることを自分に向けて言ってみる。
子どもを教育するため、子どもの変化についていくために、親はエネルギッシュでならなければならない。すべての子どものことをわかってあげようと努力するのは大変。
しかし、大変なことと捉えるのでなく、子どもを見て「大きくなったね」と感じればいいという程度に考えればいい。

●”指示・命令”ではなく、”共感”をする
「どうか耳を傾けて下さい、そして私の質問に簡単明瞭に答えて下さい。そうしたら私は自分の考えと感情をあなたと共有できます。あなたと同じ気持ちになれます」
子どもが「僕だって・・・」という不満なときに、その気持ちを聞いてくれと言うことである。大人の不満には耳を傾けなくてもよいが、子どもの不満には耳を傾けてあげることである。
子どもはいつも親とコミュニケーションをしたい。人が生きる力を得るのは他人とのコミュニケーションからである。
言い方一つで子どもの気持ちは違う。「二人だけの秘密ね」と言われると子どもはいい気分になる。「人に話し手はダメよ」は不愉快な気持ちになる。
「約束を守ろうね」と言われるといい気分になる。「約束を破ってはダメ」と言われると、命令のようなで気分はよくない。
子どもが「ねーねーねー」と三回言ったら何か具体的な話があるわけではない。気持を親とふれあわせたい。こういう場合、親は「暑いわね」「何よー、そんなにいい顔しちゃって」
と言っていればいい。子どもは母親に話すことがなくても「ねー」と言って近寄ってくるということである。大切なのは情緒の共感である。

●子どもの話は”評価”しないで聞く
母親は、ときに子どもを評価したり、判断したりしないで、ただ聞くと言うことに徹することである。そうすれば子どもは「何か楽しかったな」と思う。
母親は、何も言わないけれど、子どもが「しゃべりたいなあ」と思う人であることが大切である。

●「おはよう」の挨拶から始まる共感力
この人間社会で生きていくには、共感能力が大切である。その大切な能力は小さい頃からの母親との関係で育まれる。母親が子どもの気持ちに共感することで子どもの
共感能力も育まれる。

ある子どもの書いたもの「おはよう」
「おはよう」とおかあさんの声
「よい顔している」とお母さん。お母さんが笑っている。
眠いけれど「おはよう」って言っちゃった。
お母さんの笑顔を見ると元気がでるよ。
ランドセルを背負って僕はバス停に走った。途中でおじさんにあった。
僕は大きな声で「おはよう」って言った。するとおじさんが驚いた顔して言った。「おはよう」って。
おじさんきっと僕の笑顔がうれしかったんだ。
それから「おはよう」って言うときは、お母さんの笑顔を思い出す。

これを書いた子は、周囲の人々の気持ちを明るくする子に育っていくだろう。楽しい会話のできる子に育っていくだろう。

●子どもに顔をむける大切さ
「どうか、顏をこちらに向けて下さい、そして私と一緒に時間を過ごして下さい。そうすれば私は気が引けていつもビクビクしていきていなくてもいい人間になれます」
母親から顔を向けられていない子どもは、自分のことを自分で守るということもできない。母親が守ってくれることを通して子どもは自分で自分を守るということを覚えていく。
母親はできれば子どもに顔を向けて、子どもの心理を観察することである。子どもがイライラしていないか、ウジウジしていないか、ビクビクしていないか、そしてその原因は
何かを理解しようとすることである。

●百回聞いて、百回ほめて
偉大な父に憧れている息子がいれば、「あなたはお父様ににてるわ!」と繰り返し繰る返し言えばよかった。
得意になる出来事があれば、そのことに関して百回聞いてあげればよかった。
一途にやっていて気力を失った時は「頑張れ、くじけるな、お父様の子でしょう!」と言ってあげればよかった。寂しがり屋なら楽しくすれば頑張ったであろう。

●その子が一番”認めて欲しいこと”を言う
母親から女の子と認められていない子がいた。その子は「私は強い」と威張る。しかしある人が繰り返し「きれい」と言ってあげると、きれいということに喜ぶようになった。
「顔を向ける」とはそういうことである。その子の本音を知ること。本当にその子に関心があれば、その子が本当は女の子と認められたがっていることはわかるはずである。
有名な才女がいた。その子は小学校のころから優秀であることを周囲からほめられていた。本人もそれを得意としていた。しかし「君は女らしい」の一言でとんでもない男に恋をした。
女ばかりの家族がいた。父親は男の子が欲しかった。末の女の子が優しくて父親を慰めようと男の子を演じ、土木建築の大学院にいった。しかし本当は女の子でいたい。
「顔を向ける」ということは、賛辞ばかりではない。人を「いたわってあげる」ことができれば「顔をむける」ことである。人の辛さとか、悲しみとか、苦しみとか、それらをわかってあげる
それが顔をむけるということである。

●言葉に出せない”本当の気持ち”をわかってあげる
「お父さん、お母さん、聞いてくれてありがとう。私はあなたが大好きです。」
子ども達は周囲の人に関心をもってもらうためにいろいろなことをする。子どもが泣くときにもいろいろな動機がある。
淋しくて母親の関心が欲しくて万引きをしたり、同情が欲しくて悲しくなくても泣いたり、関心を持って欲しくてわめいて泣いたり。
内面を拘束されている子どもは、親に見えないところで泣く。子どもが「大泣き」するときには母親は怒らないで黙ってみていればいい。そのうち子どもは疲れる。
子どもは関心を持って見ていてくれれば、それでいいことが多い。

I子どもに関心を示すこと
●子どもの話を聞かない心理
子どもは、自分に関心をもたれるほど、心は前向きになる。関心の持ち方にはプラスの関心とマイナスの関心の持ち方がある。
子どもに無関心の母親もいる。
問題を起こす学生の両親の特徴は、母親がしゃべって父親は黙っている。父親が話す時には自分は以下に社会的に偉いかが中心的なテーマ。
とにかく母親は人の話を聞かない。子どもの話も聞かないだろうなと思う。子どもが学校でどういう生活をしていたかあまり関心がない。
父親も母親も自分を売り込む事に熱心で、学校での子どもの様子をあまり聞かない。

J楽しい会話を心がけること
●あいづち次第で子どもは明るく話しだす
子どもが強く優れていることを期待されるだけで志のある子にそだつわけでなく、逆に無気力になる場合のほうが多い。
強く優れていることは結果であって、それを目的にするとかえって結果は逆になる。愛され守られて子どもは結果として強くなる。
よく幸せは結果であるという。何かを一生懸命するときに結果として幸せになるので、幸せそのものを目的にして生きると幸せは逃げていく。
志のある子になるのは、楽しい親子の会話を持った結果である。母親から「誰と遊んだ?」と検察官のように詰問し、「○○君と遊んだ」と答えるような会話は、
子どもの心を成長させる会話ではない。母親が子どもの話に「そうなのー」「楽しくてよかったねー」とあいづちを打つのが親子の会話である。
母親のあいづちで子どもはうれしくなってもっと話しだす。そうして子どもは情緒的に成長していく。

●親子の楽しい会話が心を育む
小さい頃の親との会話は、触れ合いの心を育むのにきわめて大切である。親との楽しい会話で刺激される脳の機能が発達していないと、
大学生ぐらいになると恥ずかしがり屋の人になる。大人になると苦労して話題をみつけながらでないと会話が続かないような人間になってしまう。
自然な感情表現ができずに、大袈裟な感情表現になったり、逆に無口になったりする。自分一人の世界に閉じこもりがちになる。
小さい頃、母親とワイワイ楽しく話しをした子どもに比べて、人の話に反応するための脳の機能が発達していない。

●こんな”言葉のふれあい”で子どもの心は強くなる
子どもは困ったときに自分を守ってくれる人がいると思って初めて強くなれる。そして慰めを得る。子どもはそうして強くなり安心感を持ち、人とも気を許して話ができるようになる。
子どもは「困った時にはこうすればいいのよ」と教えてくれる人がいて欲しい。「いじめられたら帰ってきていいのよ」と教えてくれる人が繊細な子どもには必要。
母親は自分が不安だと思うならあまりしつこく聞いてはいけない。「今日は、けがもしないで帰ってきてよかった」「今日は元気そうで、お母さんうれしいわ」と言えばよい。
人間らしい生き方をする人だけが人間の社会で長く生き残ることができる。もともと悪い性格というのはない。悪い性格は愛を求めているだけである。

あとがき
少し厳しいことを書いたが、実は子育てはうまくいかなくてよい。親も人間だから理想の子育てはできない。大切なのは実際の自分の姿に気づくこと。
自分は「子どものため」に働いていていたわけでなく「自分のため」に働いていた。それを認めれば親は恩着せがましさがなくなる。そこから成長する子育てが始まる。
子どもを必要としていたのは自分自身。
この本では育てやすい子と、育てにくい子の違い、男の子と女の子の違いも無視している。子どもでも育てやすい子もいれば、大変難しい子もいる。
子育てに成功している親が、子育てに失敗している親よりも優れた親ではない。
この本を読んで、自分がしていることにきがついてくれれば著者として本望である。

感想
この本は、子どもの気持ちを書いてくれてるようで、とても参考になりました。
子どもに対して言いたくないけど、思わず言ってしまうダメな言葉もあり、
子どもがどういう気持ちになるのか以前より考えることが出来るようになったと思います。
posted by ウルトラの母 at 17:19| Comment(0) | 育児書などで印象に残った事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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